2015年5月25日、和歌山県和歌山市のホテル・アバローム紀の国にて、個人58人、4つの団体が選ばれ「和歌山県知事表彰式」が行われました。同賞は、公共の福祉に功労のあった人や広く県民の模範となる人を称えるもので、今回の表彰で63回目となります。

片田教授は、防火・防災の分野にて「暮らしの安全及び向上」に貢献したということで、受賞することとなりました。また、表彰式では受賞者を代表して壇上であいさつを行いました。

2015年5月16日、群馬県伊勢崎市にて利根川水系連合・総合水防演習が開催されました。会場では、参加型の訓練や各種展示、伊勢崎市消防団を始めとする関係団体総勢約900名による大規模な「水防訓練」「救出・救護訓練」が実施されました。

また、展示コーナーには、群馬大学広域首都圏防災研究センター災害社会工学研究室としてブースを出展しました。ブースでは、動くハザードマップを実際に体験していただいたり、研究室の取り組みをまとめたパネルの展示や、開発・作成に関わったハザードマップの配布等を行いました。時折、小雨がぱらつく天気にもかかわらず、おかげさまで、たくさんの方々にお立ち寄りいただきました。

2014年10月23日から26日と日本災害復興学会とのジョイント開催で新潟県長岡市で開催された第16回日本災害情報学会大会へ片田教授・研究室のメンバーが出席し、研究発表等行いました。

また、今年から40歳以下の若手研究者の発表を対象とした阿部賞と河田賞が創設され、最終日に行われた授与式では当研究室の金井准教授が河田賞を受賞しました。

木曽川、長良川、揖斐川の流域5市町の首長らが参加して、水害時の広域避難のあり方について話し合う「木曽三川下流部防災サミット」が23日に開かれました。第一部では片田教授の講演、第二部では首長や片田教授らによるパネルディスカッションが行われました。

 

本協定は、洪水災害や大規模地震などの発生前後において、利根川沿川に近接する4自治体と災害時の応急復旧活動を担う建設業協会が連携して、住民の避難対応や物資の支援、道路の復旧といった対応を行うことを確認したものです。

片田教授は、平成24年度よりこの地域の洪水避難対策の検討を国土交通省利根川上流河川事務所と共同で進めており、本協定の締結は、その取り組みの成果とも位置づけられるものです。

2014年4月17日赤坂御苑にて催された園遊会に片田教授が出席しました。

園遊会は、天皇・皇后両陛下により、産業・文化・芸術・社会事業などの分野で功労のあった各界功績者や、国会議員、行政関係者ら約2000人が招かれ、毎年春と秋の2回開催されます。今回の園遊会でも、両陛下は片田教授含め、多くの方々に丁寧にお声をかけていらっしゃったそうです。

2013年10月26日から27日に群馬県桐生市で開催された第15回日本災害情報学会大会へ片田教授・研究室のメンバーが出席し、研究発表等行いました。

このたびの学会大会では、片田教授が学会大会実行委員長を務めました。悪天候により実行委員長として難しい決断を要されることもありましたが、無事開催に至り、実行委員のみなさん、参加者のみなさんのご協力のもと大盛会ののち終了しました。また、登壇者として参加したシンポジウムでは、「新想定をどう理解し、今後の防災にいかしていくべきか」をテーマに白熱した議論が繰り広げられました。

なお、来年の第16回学会大会は10月25-26日、新潟県長岡市で開催予定です。

片田教授が、今年で23回目となる岩手県花巻市主催の「宮沢賢治 イーハトーブ賞」に選ばれました。

同賞は宮沢賢治の精神を具現化した活動を表彰するものです。片田教授は、2004年より釜石市の防災・危機管理アドバイザーとして防災教育に従事。東日本大震災で市内の小中学生が津波から身の安全を守るのに多大な貢献をしたほか、防災に関する著書を出版。そうした活動が「防災を地域文化に深めようしており、賢治精神の継承として顕彰されるにふさわしい」と評価されました。

なお、授賞式は同市にて22日に行われました。

片田教授が、独立行政法人国際協力機構(JICA)とともにニカラグア国で進めている津波防災の一環として、レオン市サリーナスグランデス地域で開催された「津波祭り」に参加しました。

中米唯一の津波被災国であるニカラグア国は、1992年の津波で多くの市民が犠牲となりました。ですが、20年以上の年月が経過し津波を知らない若い世代が増えてきており、どのようにして後世に津波の教訓を伝えていくかが課題となっています。そこで被災地の一つサリーナスグランデス地域では、津波の教訓を後世に伝える手段として、地元の人々が楽しみにするお祭りの中に津波の教訓と後世へのメッセージを込めることにしました。

「津波祭り」では、片田教授の津波資料を参考にした紙芝居で津波のメカニズムを説明したり、演劇にて素早く高台へ避難することが大事であることを演じるなど、多くの地元住民や海水浴客に津波の知識と教訓を伝えました。この「津波祭り」は、片田教授が同地で行った津波講演がきっかけとなり、その講演に触発された地元住民が主体となって開催されているため、「片田祭り」とも呼ばれています。(参照:中央写真「横断幕のDr.Katadaの文字」)

尚、この取り組みは4月4日NHK「おはよう日本」でも取り上げられました。

片田教授が、独立行政法人国際協力機構(JICA)とともにニカラグアで進めている津波防災の取り組みにおいて、ニカラグア国レオン市ポネローヤ地区で開催された津波防災イベントに参加しました。地域住民による発表の前半部を受けて、後半は東日本大震災と釜石の奇跡についての講演を行いました。

同イベントには新旧レオン市長の他、JICAオフィシャルサポーターであり、シドニーオリンピック女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんも参加され、釜石での津波防災の取り組みについて熱心に耳を傾けており、講演後には意見交換もされていたようです。

2012年10月27日から28日に東京大学で開催された第14回日本災害情報学会大会へ片田教授・研究室のメンバーが出席し、研究発表等行いました。28日の記念シンポジウムには登壇者として片田教授も参加し、「災害情報と防災教育 これまでとこれから」をテーマに白熱した議論が繰り広げられました。

また、第15回日本災害情報学会大会は大会実行委員長を片田教授が務め、2013年10月26日(土)・27日(日)の日程で、群馬大学(群馬県桐生市)にて開催する予定です。

2012.09.26
片田教授監修の防災教育DVD 「防災教育シリーズ 命を守る!避難の3原則」<全4巻>が発売されました
片田教授が監修した防災教DVD「防災教育シリーズ 命を守る!避難の3原則」が、2012年9月25日に、日本経済新聞出版社より発売となりました。

本DVDは、<第1巻>教員・教諭編、<第2巻>小学生編(対象小学校3年生以上)、<第3巻>中学生編、<第4巻>家庭教育編の全4巻構成となります。

「釜石の奇跡」を基に小学生編・中学生編では子どもたちに防災に対する姿勢を伝え、教員・教諭編、家庭教育編では子どもたちにどのように教えるのかを解説する防災教育DVDとなっています。

2012.09.10
片田教授が平成24年「防災功労者内閣総理大臣表彰」を受賞しました
片田教授の学校・地域など広範に及ぶ防災教育の活動が評価され、防災功労者として表彰されました。

特に3月11日の大津波の際に見られた釜石の子どもたちの行動は、「避難3原則」を掲げ、長年にわたり伝え続けている防災教育の大きな成果であるとの評価をうけました。そして、今後の日本の防災、防災教育の在り方を示すなど、防災対策の推進に多大な貢献をしたとして、このたび受賞に至ることとなりました。

同表彰は、災害時における人命救助や被害の拡大防止等の防災活動の実施、平時における防災思想の普及又は防災体制の整備の面で貢献し、特にその功績が顕著であると認められる団体又は個人を対象として表彰するものです。片田教授は個人として「防災思想の普及」での表彰となりました。

片田教授と島研究員が、独立行政法人国際協力機構ブラジル事務所(JICA)より招聘を受け、ブラジル・サンパウロ州で開催された「防災教育国際ワークショップ」に参加しました。片田教授はワークショップにて講演や防災教育のアドバイス等の活動を行い、サンパウロ州から感謝状が贈られました。

片田教授の「釜石の奇跡」に結実した津波防災教育の活動が評価され、海洋立国推進功労者として表彰されました。2004年より釜石市の小中学校で取り組んできた津波防災教育が、東日本大震災による津波から子どもたちや周囲の多くの命を救う行動へと結びついた功績が評価をうけました。

同表彰は、海洋に関する様々な分野で顕著な功績を挙げた個人・団体を表彰し、その功績をたたえ広く紹介することにより、国民の海洋に関する理解・関心を醸成する目的として平成20年より創設されたものです。片田教授は「“海洋立国日本の推進に関する特別な功績”分野」の「普及啓発・公益増進部門」での表彰となりました。

片田教授の釜石市における津波防災教育の活動が評価され、第8回ヘルシー・ソサエティ賞(共催:日本看護協会およびジョンソン・エンド・ジョンソングループ共催、後援:外務省・財務省・文部科学省・厚生労働省ほか)が授与され、4月10日に帝国ホテルにて受賞セレモニーが執り行われました。同賞は、よりよい明日に向け健全な社会と地域社会の幸せを願い、国民のクオリティ・オブ・ライフの向上に貢献した人々をたたえる目的で、平成16年に創設されたもので、片田教授は「教育者部門」での受賞となりました。

また、4月11日には、今回の受賞を受けて、野田総理大臣を表敬訪問しました。

片田教授がニカラグアで進めている津波防災の取り組みに対し、現地・レオン市の市長から感謝状が贈られました。

名前が間違って「TOCHITACA TAKADA」となっているのはご愛敬ということで。

2012.03.31
片田教授監修の防災絵本 シリーズ「3.11が教えてくれた防災の本 第4巻「避難生活編」」が発刊されました
片田教授が監修した防災絵本シリーズ「3.11が教えてくれた防災の本」の第4巻「避難生活編」が、2012年3月31日に、かもがわ出版より発刊となりました。

本書は、2012年3月12日に発刊となった第3巻「二次災害編」に続くシリーズの第4巻で、このシリーズの最終巻となります。

片田教授が釜石の中学生に教えていた「『助けられる側』から『助ける側』へ」の理念を、避難所で実行した中学生のエピソードのほか、避難所での生活で直面する問題や注意点などが子どもたちにもわかりやすく書かれています。

2012.03.23
片田教授監修の防災絵本 シリーズ「3.11が教えてくれた防災の本 第3巻「二次災害編」」が発刊されました
片田教授が監修した防災絵本シリーズ「3.11が教えてくれた防災の本」の第3巻「二次災害編」が、2012年3月12日に、かもがわ出版より発刊となりました。

本書は、2012年2月に発刊となった第2巻「津波編」に続くシリーズの第3巻で、地震発生直後の二次災害にどのように備え、どうやり過ごせばよいか、そのときにおさえておくべきポイントについて、子どもにもわかりやすく説明した解説書になっています。

この後、第4巻「避難生活編」が刊行となる予定です。

2012.03.16
片田教授の著書「人が死なない防災」が発刊されました
片田教授の著書「人が死なない防災」が集英社(集英社新書シリーズ)より発刊となりました。

本書は、片田教授が全国各地からの依頼による講演活動の中で一貫して訴え続けてきた「防災は人が死なないことを最優先にすべき」「自らの命を住民自らが主体的に守るためにどうすればよいか」といったいわば“片田防災の真髄”ともいうべき持論を、いくつかの講演の内容に則して編集したものであり、震災発生の8ヵ月前に釜石高校で行った講演の内容も盛り込まれています。

3.11東日本大震災以前から片田教授が何を訴え続けてきたのか、そもそも防災はどうあるべきなのか、その核心に迫る一冊となっています。

2012.02.28
片田教授の著書「命を守る教育 3.11釜石からの教訓」が発刊されました
片田教授の著書「命を守る教育 3.11釜石からの教訓」がPHP研究所より発刊となりました。

本書は、2004年以降、片田教授が携わって進められてきた釜石市における津波防災教育について、どのような教育が実践されてきたのか、それは3.11東日本大震災時にどのように活かされたのかなどについて、具体的事例によって記すとともに、その背景にある片田教授の防災教育の理念が記されています。

また、当時の釜石東中学校の三年生が書いた作文も掲載されています。子どもたちが今回の震災を彼らなりに受け止め、それでもなお前を向いて生きていこうとする力強い決意が感じられる作文が多数収められています。

2012.02.12
片田教授監修の防災絵本 シリーズ「3.11が教えてくれた防災の本 第2巻「津波編」」が発刊されました
片田教授が監修した防災絵本シリーズ「3.11が教えてくれた防災の本」の第2巻「津波編」が、かもがわ出版より発刊となりました。

本書は、2011年12月に発刊となった第1巻「地震編」に続くシリーズの第2巻で、3.11東日本大震災をふまえ、津波はどういうときに発生するのか、子どもには理解しにくい津波のメカニズムや特徴、津波に関する情報を聞いた際にどう行動したらよいか、「つなみてんでんこ」の言い伝え、3.11東日本大震災時に釜石の子どもたちが命を守り抜いた行動などを、子どもにもわかりやすく説明した解説書になっています。

この後、3月には第3巻「二次災害編」が刊行となる予定です。

2012.02.01
片田教授の著書「子どもたちに『生き抜く力』を 釜石の事例に学ぶ津波防災教育」が発刊されました
片田教授の著書「子どもたちに『生き抜く力』を 釜石の事例に学ぶ津波防災教育」がフレーベル館より発刊となりました。

本書は、片田教授が2004年から釜石市で取り組んできた津波防災教育について、その経緯も踏まえて詳述するとともに、これからの防災・防災教育のあるべきすがたについて、片田教授の持論が述べられています。

子どもたちの親世代の方々にも防災教育の必要性をご理解いただき、お子さんを自然災害から自らの命を守ることができる子どもに育てていただきたいとの思いを込めて、片田教授がまとめたものです。

2012.01.25
片田教授の著書「みんなを守るいのちの授業 大つなみと釜石の子どもたち」が発刊されました
片田教授の著書第1弾として、「みんなを守るいのちの授業 大つなみと釜石の子どもたち」がNHK出版より発刊となりました。

本書は、片田教授が2004年から釜石市で取り組んできた津波防災教育について、子どもたちにも読みやすいよう、やさしい言葉で説明されているほか、3.11東日本大震災時に釜石の子どもたちが自らの命を守るためにとった防災教育に裏打ちされた行動とその成果などについて詳細に記されています。

2011.12.12
片田教授監修の防災絵本 シリーズ「3.11が教えてくれた防災の本 第1巻「地震編」」が発刊されました
片田教授が監修した防災絵本シリーズ「3.11が教えてくれた防災の本」の第1巻「地震編」が、かもがわ出版より発刊となりました。

本書は、3.11東日本大震災をふまえ、地震発生時にどう対応したらよいか、地震から自分の命を守るためにどうしたらよいか、地震情報の説明と情報入手後の対応などを、子どもにもわかりやすく説明した解説書になっています。

この後、2月には第2巻「津波編」が刊行となる予定です。