津波防災教育カリキュラム
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小学校1・2年生(3)
T.地震・津波を知る  D.津波の様々な特徴を理解する
指導する学年  小学校1・2年生
指導する時間  学級活動
指導する時数  1時間
目標
 津波の流れの強さについて知り、津波についての知識を深める。
 津波から命を守るために、できるだけ早く高いところへ避難することが必要であることを理解する。
展開
学習活動と内容
主な発問・指示(◇)、予想される子どもの反応(・)など
指導上の留意点
支援(〇)、評価(☆)、参考(●)など

津波の威力について学習することを知る。
津波は、海水浴でみられる波とは、どのように違うのでしょう。
すごく大きな波
津波は、家も流してしまう。
地震があった時に起こる波
人の住んでいるところまで上がってくる波
学習課題 『つなみのながれのつよさについてしり、
           ひなんのしかたをかんがえよう。』
本時の学習に際し、事前に体育学習の中で流水(渦巻き)体験を実施しておくとよい。
復習として、津波について知っていることの確認を取り入れてもよい。

津波の特徴を知る。
これから、津波の力がどれくらい強いかについて実験を行った映像を見ます。
【動画】DVD特別映像 を上映
気づいたことを発表しましょう。
浅い波でも人が流されそうになっていた。
男の人が必死にロープにつかまっていた。
歩けそうな深さなのに、水に流されてころんでしまう。
家の壁が簡単にこわれてしまう。
2mの波は、大きなかたまりのまま流れてきた。
みなさんもプールの時間に渦巻きをつくって水の流れを楽しんだことがありますね。水の流れの中でみなさんはどうでしたか。
止まろうとしたけど、流されてしまった。
反対方向に歩く時、すごく足が重かった。
反対方向に歩こうとしたら、押し戻された。
津波が来たら流されてしまうと思った。
津波への対応を考える。
60cmの津波が家の前まで来ています。みなさんは、その時どうしますか。ペア(グループ)で話し合いましょう。
流されたら危ないので、気をつける。
津波に近寄らないようにする。
一人では外に出ない。
別の道から逃げる。
二階へ逃げる。
では実際の津波の映像を見ましょう。
【動画】DVDチャプターB を上映
津波から命を守るためには、どのように避難すればよいでしょう。
津波が来る前に早く逃げる。
できるだけ高いところに逃げる。
自分から進んで逃げる。
 
DVD特別映像「津波防災最前線 津波力実験(1:00)」を上映する。
60cmの浅い津波でも、人が簡単に流されてしまうほど津波の流れは強いことをおさえる。
<津波による人体流下実験>
2mの波は、木造の壁を簡単に壊してしまうほどの威力をもっていることをおさえる。
<木造壁破壊実験>
疑似体験から、津波の流れの強さについて考えさせる。
60cmの高さを示す。
津波力実験の映像を思い起こさせる。
津波が近くまで迫ってからでは、逃げることが困難になることを気付かせる。
ペアではなく、全体で考えさせてもよい。
DVDチャプターB「津波映像の衝撃〜スマトラ地震から学ぶ(4:00)」を上映する。
動画は必ずしも使用しなくてもよい。
津波が来る前に早く高いところに避難する必要性があることを気付かせる。
必要に応じて、副教材を使用して学習してもよい。


学習してわかったことを確認する。
ワークシートに、学習して気付いたことやわかったこと、地震が起こったらどうするかを書きましょう。
まとめたことを発表しましょう。
【ワークシート-13】に記入させる。
津波の流れの強さを知ることができたか。
津波から命を守るためには、すぐに高いところへ避難しなければならないことを理解することができたか。
備考
その他資料(出典)
副教材例「津波防災啓発ビデオ『津波からにげる』」(企画・制作:気象庁 制作・協力:東映株式会社)
(必要に応じて使用して学習してもよい)
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