津波防災教育カリキュラム
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小学校1・2年生(4)
U.対処行動を知る  A.地震から身を守る方法を知る
指導する学年  小学校1・2年生
指導する時間  学級活動
指導する時数  1時間
目標
 地震のゆれにより、身の回りがどのように変化するのかを知る。
 地震のとき、自分の身の回りに起こる危険を知り、地震から身を守るための正しい行動を知る。
展開
学習活動と内容
主な発問・指示(◇)、予想される子どもの反応(・)など
指導上の留意点
支援(〇)、評価(☆)、参考(●)など

大きな地震の災害について学習することを知る。
わたしたちのまちで大きな地震が起こったときについて考えてみましょう。
大きな地震が発生すると学校や家、まちはどうなるでしょうか。
<写真を提示>
物が落ちてくる。       ・ガラスが割れる。
本棚やタンスなどが倒れる。  ・ピアノが動く。
家が壊れる。         ・塀が倒れる。
崖崩れが起きる。       ・せまい道は塞がれる。
道路に段差や地割れができる。 ・火事が起こる。
電気やガス、水道が止まる。  ・津波が来る。
学習課題 『じしんから
       みをまもるほうほうをかんがえよう。』
今まで、どんなところでどんなときに地震を経験したかを発表させる。
大地震が発生すると、どのような被害が発生するのか想像させる。

いろいろな場面を想定し、地震発生時の危険から身を守る方法を考える。
絵を見て、教室にいるときに大きな地震が起きたらどんなところが危ないか考えてみましょう。危ないと思うところに〇を付けましょう。
電灯(蛍光灯)が落ちてくる。
窓ガラスが割れる。   ・教卓が倒れる。
時計が落ちる。     ・額の絵が落ちる。
花瓶が落ちる。     ・本が落ちる。
けがをしないためには、どうすればよいですか。
あわてて行動しない。
危険なものから離れる。
防災頭巾などで頭を守る。
机の下に潜る。
では、実際に訓練をやってみます。グラグラ揺れてきました。地震です。物が落ちそうです。
家の中にいるときに地震が起きたらどんなところが危ないと思いますか。危ないと思うところに〇を付けましょう。
食器棚が倒れる。
食器棚のガラスや食器が飛び散る。
絵(額)や電灯が落ちる。 
ポットが倒れて、やけどをする。
テレビが倒れる。ピアノが動いたり倒れたりする。
けがをしないために、どうすればよいですか。
あわてて行動しない。
危険なものから離れる。
テーブルや机の下に潜る。
倒れてきそうな家具から離れる。
座布団やクッションなど身の回りのもので頭を守る。
 
【ワークシート-14】1.教室の絵で危ないと思うところに〇を記入させる。
〇を付けたところとその理由を発表させる。
避難の仕方、身の守り方について確認する。
知識の習得だけでなく、避難の約束「おかしも」を守り、実際に行動ができるようになることが大切であることを確認する。
臨場感を出すために、
link【資料-147】訓練用緊急地震速報を活用するのもよい。「机の下にもぐりなさい。」と指示で動くのではなく、状況で判断し行動するようにさせる。
【ワークシート-14】2.家の中の絵で危ないと思うところに〇を記入させる。
〇を付けたところとその理由を発表させる。
絵をヒントに、どんな身の守り方があるか意見を引き出すようにする。
状況や場所を具体的に示して想像させる。
ワークシートへの記入を通して、地震による身の回りの変化を理解できたか。


地震による災害から身を守るために大切なことを確認する。
地震が起こったときに身を守るためにはどうしますか。
地震の被害を防ぐためには、普段からどんなことができるでしょうか。
避難訓練
家具の固定
家族で話し合う
まず自分の命を守る行動が大切であることを理解させる。
地震のときの避難の約束「おかしも」を確認する。
安全に行動する姿勢が身に付いたか。
備考
2年生での学習を推奨。
避難訓練時の講話に取り入れるなど、繰り返し確認を行ってもよい。
まとめの展開例(1):【資料-147】訓練用緊急地震速報を流し、安全に行動できるように指導する。
まとめの展開例(2):その場で机の下にもぐり込むなど実際に行動させる。
その他資料(出典)
【資料-141】:文部科学省「東日本大震災の被害を踏まえた学校施設の整備について」
【資料-142】:総務省消防庁「チャレンジ!防災48」
【資料-143】【資料-144】:「釜石市津波防災教育のための手引き」
【資料-145】【資料-146】:文部科学省防災教育教材「災害から命を守るために」
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