津波防災教育カリキュラム
資料をご覧になる場合
link の付いた各項目をクリックしてください。
資料をダウンロードする場合
link の付いた各項目を右クリックし、“対象をファイルに保存” を実行してください。
動画は現在ご視聴いただけません
小学校3〜6年生(1)
U.対処行動を知る  C.学校や自宅周辺の避難場所を知る
指導する学年  小学校3〜6年生
指導する時間  総合的な学習の時間
指導する時数  2時間
目標
 タウンウォッチング(まち探検)を通し、校区内の津波避難場所やその周辺についての情報を深める。
展開
学習活動と内容
主な発問・指示(◇)、予想される子どもの反応(・)など
指導上の留意点
支援(〇)、評価(☆)、参考(●)など

タウンウォッチング(まち探検)について理解する。
これから、みんなで津波避難場所、津波に関する施設や表示を確かめるためにまち探検をします。
避難場所までの道の様子、安全な場所や危険な場所、津波注意の看板、堤防や水門等を見つけては地図に書き込んでいきましょう。
交通事故・人の迷惑にならないようにルールやマナーを守って行動しましょう。
学習課題 『校区内の津波避難場所や
            危険個所を把握しよう。』
校区が広い場合や、複数の学級がある場合は、見学コースを分けて実施する。
事前に教員の応援や保護者の協力を得る。
関連施設や標識も意識させる。
安全対策と見通しをもって行動できるように、白地図には見学コースの道順を示しておく。

タウンウォッチングを開始する。
歩きながらも避難するときに安全な場所や危険な場所を確かめ、津波に関係する標識・看板を探していきましょう。
津波避難ビル   ・津波避難タワー   ・津波避難場所
高台や山     ・高層マンション   ・防波堤や防潮堤
水門や陸閘    ・防災無線施設    ・避難誘導灯
看板       ・石碑        ・低いところ
川や水路     ・せまい道      ・広い道
瓦礫で通れなくなりそうな道   ・家や塀が崩れそうなところ
もうすぐ津波避難場所の〇〇山に着きますよ。今通っている道は大きな地震が発生したときどうなるでしょう。
この避難場所には何人ぐらいの人が集まるのでしょうね。
この堤防は昭和南海地震の津波が来ても大丈夫なように造られています。東日本大震災のような津波が来たらどうなるでしょうね。
帰りは学校まで歩いて何分かかるのか計ります。
もう一度、探検して分かったことや書き残したことを地図に書き込みましょう。
 
要所で立ち止まり、周囲の様子をしっかり観察させる。
避難場所や周辺の様子が分かりやすいように、目印になる施設等の名称も白地図に記入させる。
津波対策関連施設や標識がどこにあるのか、どんな目的があるのかを知らせる。
実際にいくつかの津波避難場所に行って、それらがどこにあるのか、道・通路の様子を確かめさせる。
地域の人たちも避難することから、混雑を想起させる。
津波対策は絶対ではないことを気づかせる。
季節によっては、歩く時間および見学時間を考慮して水分補給・トイレのための休憩をとる。
見学先や児童が興味をもちそうな所を写真に撮っておき、後の学習に活用する。
津波発生時および津波避難訓練時の参考データとして活かすことができる。
見学したことや思ったことを白地図に書けているか。


次時の作業内容を知る。
次の時間は、みんなが調べたことを出し合って、防災マップを作っていきます。
<防災マップ用白地図を提示>
一人一人の調べたことや気になることを出し合うことが、みんなの安全安心につながるということを伝え、次時への関心を持たせる。
防災マップ用白地図は、校区白地図を拡大したものを用意する。
備考
この指導事例は、津波注意区域でのタウンウォッチング(まち探検)を想定しています。沿岸部ではない学校については、風水害・土砂災害等を想定したタウンウォッチングを実施してください。
その他資料(出典)
画面のトップへ戻る
津波防災教育カリキュラム一覧へ戻る