(木曽川下流域を対象に開発している高潮からの適切な避難を促すことを目的とした防災教育ツールについて紹介します)
桑名市・木曽岬町動く高潮ハザードマップ(旧バーション)
国土交通省中部地方整備局木曽川下流河川事務所、桑名市、木曽岬町、社団法人中部建設協会との共同プロジェクトで作製した「動く高潮ハザードマップ」を紹介します
ハザードマップの概要
桑名市・木曽岬町動く高潮ハザードマップは、木曽川下流域のゼロメートル地帯を対象に、スーパー伊勢湾台風と呼ばれる巨大台風の襲来を想定した危機管理対応のあり方について検討した結果をまとめたものです。本ハザードマップでは、スーパー伊勢湾台風による高潮氾濫に対して、地域住民を対象とした意識調査結果に基づく避難行動を表現することによって、現状の被害を推定しています。また、行政や住民の対応行動を改善することによる効果や、人的被害ゼロを目指した対策についての検討結果を段階的に示します。
※新バーションを作成したので、そちらをご覧ください。
スーパー伊勢湾台風とは
スーパー伊勢湾台風とは、わが国において既往最大となる室戸台風(昭和9年発生、上陸時中心気圧:910hPa)級の台風が、昭和34年に東海地方において3,000人以上の高潮犠牲者を出した伊勢湾台風よりも深刻なコースで襲来することを想定した巨大台風です。国土交通省中部地方整備局は、同台風の襲来を想定した危機管理行動計画を策定するための「東海ネーデルランド高潮・洪水地域協議会」を設置しています。