小学校中学年の学習目標別授業計画案(1)
T.対処行動を知る 「いろいろな避難場所を知ろう」【でんでんこ2】
指導する学年  小学校3年生
指導する時間  特別活動(学級活動)
指導する時数  1時間
関連する教科・行事など  【小3社会科】1◎もっといろいろ知りたいね 1学校のまわり
目標
地震や津波の恐ろしさを知り、津波から命を守るためには、日頃からどのようなことをしておかなければならないのかについて関心をもつ。
【導入】---------------------------------------------------------------------------------------------------------
東日本大震災の津波の動画を見て、津波の恐ろしさについてイメージをもつ。
【動画-01-1】[4:38]
2011年東日本大震災
(岩手県釜石市)
「津波によって街が壊滅する様子」
(WMV/26.5MB)
【動画-01-2】[0:38]
2011年東日本大震災
(岩手県宮古市)
「津波が堤防を越える様子」
(WMV/4.05MB)
過去の津波による尾鷲の被災の様子を見せて、近い将来、尾鷲に津波が来る可能性が高いことを復習する。
多くの犠牲者がでた地震や津波が釜石に襲来してきたことを確認する
(尾鷲市の犠牲者数は以下の通り)
・1944年(昭和19年)東南海地震 65人
・1946年(昭和21年)南海地震
・1960年(昭和35年)チリ地震
過去にあったような大きな地震や津波が近い将来、再び尾鷲に襲ってくることを確認する
・東南海・南海地震 今後30年で60〜70%の確率で発生
【写真-01】[17枚]
1944年昭和東南海地震津波
(尾鷲市の被害の様子)
動画を見て、気付いたことを話し合う。
発言の中から、「津波についての知識の有無が命を左右した」ことをおさえる
「どのようにすれば津波から命を守れるのだろうか」という課題意識を持たせる
学習課題を把握する。
【展開】---------------------------------------------------------------------------------------------------------
津波から命を守るためには、知識としてどのようなことが必要か考える。
どのように避難すればよいか?(避難の方法)
どこに避難すればよいか?(避難場所)
避難場所に関する知識として、標識を確認する。
左:津波注意 中:津波避難場所 右:津波避難ビル
津波避難ビルの標識がある場所の例を紹介
【資料-11】[ 1枚]
津波に関する標識
【写真-12】[ 1枚]
津波緊急避難ビルの例
「津波てんでんこ」の意味を復習する。
「津波てんでんこ」とは、「津波がくるときには、親、子どものこともかまわずに、てんでばらばらに早く高台へ避難しろ」という意味であったことを復習する。
本当にてんでばらばらに避難することができるか、話し合う。
「みんなが登下校中などで、おうちの人と一緒にいないときに、地震が発生したら、みんなは避難するだろうけど、おうちの人はどうするだろうか?」と子供たちに問う。
発言の中から、「迎えに来る、探しに来る」ことをおさえる
家族みんなで避難するために、日頃からしておかなければならないことを理解する。
家族みんなでいざというときの避難場所について、相談しておき、どのような状況であっても、てんでばらばらに避難することができるように、日頃から備えておくことをおさえる
【まとめ】-------------------------------------------------------------------------------------------------------
学習して気付いたことをプリント等に記入する。
感想等を発表し、今日の学習をまとめる。
津波から身を守るためには、どんな場所に避難すべきかを知る必要があることをおさえる
自分の住んでいる地域の避難場所を調べて、家族で相談しておくように伝える。
家族に聞いたり、地図を見たりするなどの調べる方法も教える
【確認】---------------------------------------------------------------------------------------------------------
津波から身を守るためには、避難方法や避難場所を知る必要があることを理解することができたか?
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