小学校中学年の学習目標別授業計画案(7)
III.地域の津波被害を考える 「津波から地域を守る対策を知ろう【1】」
指導する学年  小学校4年生
指導する時間  特別活動(学級活動)
指導する時数  1時間
関連する教科・行事など
目標
津波から人や町を守るための施設や訓練について調べ、進んで避難しようとする態度を育てる。
【導入】---------------------------------------------------------------------------------------------------------
尾鷲市内にある水門や防波堤などの写真を見て、これらを見たことがあるか話し合う。
これらの施設は、津波による被害を小さくするためにつくられたものであることをおさえる
【写真-08】[ 9枚]
横引ゲート、水門、防波堤
岩手県釜石市に整備されていた防潮堤が、東日本大震災の津波によって破壊されてしまったことを確認する。
尾鷲市には釜石市のような防災施設はないことをおさえる
これほど大きな施設があっても、津波は防ぎきることができないことをおさえる
【写真-07】[17枚]
2011年東日本大震災
(釜石市の被害の様子)
学習課題を把握する。
【展開】---------------------------------------------------------------------------------------------------------
防波堤などのほかに防災施設には、どのようなものがあるのかを調べる。
写真を見せて、それらがどんな役割なのかを確認する
・ソーラー式避難誘導灯:太陽光発電して、夜間に避難する場合など足下を照らしてくれる
・津波監視カメラ:海岸などにカメラを設置して、津波を監視
【写真-09】[ 4枚]
津波監視カメラ
【写真-10】[ 1枚]
ソーラ式避難誘導灯
命を守るための人々の取り組みについて知る。
防災設備だけでは、津波の被害を防ぎきれないことを知らせる。
防ぎきれないので避難が必要になることをおさえ、避難を促す情報として、緊急地震速報・津波情報・避難情報を紹介する
【資料-09】[ 4枚]
津波・避難情報、緊急地震速報など
日頃から身を守るための訓練をすることが必要であることを知らせる。
学校だけでなく、地域で開催される訓練にも積極的に参加することを促す。
【写真-11】[19枚]
総合防災訓練の様子
【まとめ】-------------------------------------------------------------------------------------------------------
学習して気付いたことをプリント等に記入する。
感想等を発表し、今日の学習をまとめる。
津波から人々を守るための施設がたくさんあるけれど、自分が避難しなければ助からないことをおさえる
【確認】---------------------------------------------------------------------------------------------------------
津波から人々を守るための施設や工夫を知ることができたか?
津波から命を守るためには,訓練に参加することが大切であることを知ることができたか?
※本ページを印刷する場合はこちらから(PDF/377KB)
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